さて。
相手(カード会社)の勝手な推測(?)で信用してもらえず、
怒りを吐き出すかのような鋭い足取りで新宿に向かった樋口。
「わしのいったいどこが怪しいっちゅうねん!
わしの情報全部出さんかいコラァ!!」
と、CICの人を脅す妄想を何度も頭の中で繰り返しながら(←当たる相手が違うw)
ついにCICがあるビルに到着。
それは、都庁付近にあるごく普通のビルでした。
入り口の見た目は何の変哲も無く、ごくごく普通。
つい素通りしてしまうような存在感の無さ。
「ここだよな...?」と思いながら扉を開けると、
これまた特に何の変哲もない普通のオフィス。
ただ、そこにいるお客さん(?)達は...
黒スーツにサングラスのおっさんとか、
ホームレスの一歩手前?という風貌の、競馬新聞を抱えたおっさんとか、
ものすごい高そうな洋服を着ているマダムとか、
実に色々な種類の方がいらっしゃいまして。
(普通の学生のお兄ちゃんとかもいました)
はっきりとは分からないんだけれども、
とにかく、やはり普通の場所とはちょっと違う(いやだいぶ違う?)
空気を感じました。
普通ではない場所って、「いや、普通ですよ?」っていう演出をしますよね?(笑)
だから入り口や内装がこんなに控えめなのだなぁ、と。
そして、みんなどういう経緯でここに来たのだろう、と。
様々な人間ドラマがあるのだろうなぁ、と。
一瞬のうちにそんなことを考えつつ、さて最初の手続きはどこで...?とキョロキョロしていると、受付のおばちゃんが「こちらへどうぞー」と声をかけてくれました。
情報開示の方法については事前にネットで少し調べていたので、
おばちゃんの指示に従ってスムーズに開始。
1:名前や生年月日等の簡単な情報を、情報開示の申請書に記入
2:身分証明書とともに、その申請書を提出
3:開示料として500円支払う
これだけです。
おばちゃんに500円払うと、間もなく自分の個人信用情報が紙で渡されました。
(情報の見方もおばちゃんが教えてくれました)
※ カードを利用している人は、使った金額が口座から引き落とされると、その都度信用情報の中に「$」マークが付けられていきます。この「$」マークの数が多ければ多いほど(毎月必ず付いていると)、信用されやすくなるみたいなんですね。これを「クレジットヒストリー」といいます。このクレジットヒストリーの厚みが信用度に比例する。つまり、例えば10年間毎月続けて$マークがズラッと付いている人は、信用度がかなり高いということになります(´・ω・`) ただ、一度カードを持ってしまえば、この$マークの数はそれほど重要視はされないらしいという情報もあるのですが、それが確かかどうかは分かりません。色んな方が色んな情報を発信しているので、どれが正しいのかは分かりませぬ。
で。
私のクレジット利用履歴はゼロでした。
当 然 で す。そして他にはなにもない。何のマークもない。
信用情報は真っ白です。
当 然 で す。だ か ら 一 体 何 が ダ メ な ん だ !?(怒)(後で知ったことですが、このようなクレジット経歴ゼロの人を「スーパーホワイト」と呼ぶそうですw そのスーパーホワイトは、カード会社の審査基準から自動的に機械で弾かれるようになっているのだとか。つまり「門前払い」です(´・ω・`))
自分の綺麗な信用情報を確認し、
さらに疑問が深まる。
私はたまりかねて、受付のすぐ側にあった「相談室」に乗り込むことにしました。
銀行のように受付番号チケットを取り、しばし待機。
すると間もなく名前を呼ばれて、個室へ。
そこには人の良さそうなおじさんが待機していました。
私は今までのうっぷんを晴らしたいのを我慢し、
ごくごく冷静に状況を説明しました。
ネットで調べた様々な情報についても、本当なのかどうか聞いてみました。
おじさんはひとつひとつ丁寧に答えてくれましたが、
やはり
カード会社の審査基準というのは、はっきりとは分からないとのこと。
会社によって重視する点が違うらしいんですね。
ただ、おじさん情報によると、
・勤務年数3年以上
・年収200万以上
・居住年数3年以上(賃貸の場合)
・固定電話を持っている
これで、たいがいの会社はOKを出すらしいんです。
しかし、私はどれも満たしている。
だから一体何がry(激怒)
おじさんはしばし考えた後、
「勤務先(職業)を変えて申請してみたら如何かな?」
と、一言アドバイスをくれました。
そう、私は、当時所属していた事務所を勤務先として書いていたのです。
え、でも、他に書きようがないんだけどどうすれば...( ´゚д゚`;)
~続く~
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